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銅-ニッケル 電気抵抗線,リボン,棒

銅-ニッケル抵抗線は全率固溶体の為、特性が連続的に変化し、グラフ-1に示す様にNiの添加により電気抵抗は
Ni50〜60%、対銅熱起電力はNi40〜50%の範囲で最大値を示し、抵抗温度係数は逆にNi40〜50%の範囲で
最小値を示します。

銅-ニッケル抵抗線CN49W(アドバンス、コンスタンタン、ユーリカ)の特性

  1. Ni含有量がマンガニン線(CMW)より多い為、耐食性、耐酸化性が優れている。
  2. 対銅熱起電力が−40〜−44μV/K(0〜100℃)と大きいので、直流精密抵抗器には使用されません。
  3. 2次温度係数βが−0.1×10‐6/K2程度と小さいので、23〜53℃の温度範囲では抵抗温度曲線が
    ほぼ直線となる為、23〜53℃の二点温度間の平均温度係数を採用しました。
  4. 銅-ニッケル抵抗材料は、CN05〜CN49の幅広い抵抗範囲で一般抵抗器用材料として広く使用されています。

  5. 表-3 銅-ニッケル抵抗線,リボン,棒の特性
    (CN49W, CN30W, CN15W, CN10W, CN05W)
    記号 化学成分 体積抵抗率
    μΩ・m
    平均温度係数
    α×10‐6/K
    23〜53℃
    機械的特性
    引張り強さ 伸び
    MPa %
    CN49W
    CN49R
    CN49B
    Ni 42.0〜48.0
    Mn 0.5〜2.5
    Cu+Ni+Mn 99.0以上
    0.490±0.030 AA級 ±10
    A級 ±20
    B級 −
    410〜540 25以上
    CN30W
    CN30R
    CN30B
    Ni 20.0〜25.0
    Mn 1.5以下
    Cu+Ni+Mn 99.0以上
    0.300±0.024180270〜54020以上
    CN15W
    CN15R
    CN15B
    Ni 8.0〜12.0
    Mn 1.0以下
    Cu+Ni+Mn 99.0以上
    0.150±0.015420250〜49020以上
    CN10W
    CN10R
    CN10B
    Ni 4.0〜7.0
    Mn 1.0以下
    Cu+Ni+Mn 99.0以上
    0.100±0.012650250〜44020以上
    CN05W
    CN05R
    CN05B
    Ni 0.5〜3.0
    Mn 1.0以下
    Cu+Ni+Mn 99.0以上
    0.050±0.00751200200〜39020以上


     型式記号の表わし方

    絶縁被膜の種類
    絶縁被膜の公差

    抵抗値一覧表
    被膜厚一覧表


    銅-ニッケル抵抗線の特性 JIS C 2521-1999
    (CN05W, CN10W, CN15W, CN30W, CN49W)

        グラフ − 1
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